北国ゲーセン店員のゲームライフ

最近めったに雪の降らない北国のゲームセンターからご報告差し上げます。

テーロス還魂記 「脱出」について

まだプレイして8か月の新参者が、何か語れるって訳でもないんだけれども、もう既にスタンダードが酷いことになっているようで。

 

原因はこれ

 

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この一枚の話ではない。「脱出」システムが問題なんじゃないかって話。

何が問題って要するに、自分で言ったこと忘れてないか、WotCは。

 

過去にWotCが「甦る死滅都市、ホガーク」とかいう訳の分からんカードを刷った影響で、墓地からのプレイを制限する云々言い出した話は、今回のテーロスから入る初心者以外のプレイヤーは周知の事実だと思う。

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※2019年8月26日改定より抜粋

この改定時の文章を読んだとき、「やっと環境(モダン)安定化かぁ」なんて思っていたわけで。

 

それがどうだろう。

2020年1月24日、テーロス還魂記での新システム、その名も「脱出」

 

おいおい、WotCさんや。

 

8月時点で墓地から手札と戦場にゲームプレイを戻すとか言っておきながら、スタンダードでまたやらかすんか。

 

んで、神話枠にこんなのまで投入する始末。

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戦場のクリーチャーからマナを供給するホガークとは違い、純粋にマナを要求する点以外では差ほど変わらない

コストを要求することを除けば、明らかに上位互換そのものといってもいいかもしれない。

 

第一に、デメリットらしいデメリットがないのがホガークよりもいやらしい。

素出しすれば、能力の関係上生贄になるものの、ホガークと違いEtBでアドバンテージが取れてしまうのはやりすぎだ。

 

ホガークですらインクの染み程度の「トランプル」で済んでいるものを、「EtBと戦闘誘発」が同居している時点で、やりすぎなのである。

 

「王冠泥棒、オーコ」や「甦る死滅都市、ホガーク」などのオーバースペックほどでもないだろうと思う人はいるかもしれない。

 

だが、実際に今の環境で戦場のアドバンテージは墓地からリソースを供給する形になり始めている。

 

だからと言って、「脱出」という新しいシステムを全否定するわけではない。

常に新しいシステムがゲーム性を拡張していくことには、大いに喜びを感じるし、楽しさだって感じる。

ドキドキ感やワクワクすることは、私生活を含めたって重要なことだ。

 

しかしながら、システムに問題が発生して、ゲームバランスが崩れたことをわかっていながら、名前を変えた同様のシステムを「新たなる発明だ」と言って出してしまうのはどうなんだ。

 

とか言いつつ、自分が真っ先にこのシステムを楽しんで、クロクサで悪さしているわけなのだが。